WILD KITCHEN【Daimon】

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2010.12.8release

1.introduction~人力TK
2.スペルマ
3.*1
4.カスタムA子
5.パスタ
6.*2
7.D.V.
8.キオク
9.さようならはまだ早い
10.官能カルパス
11.NEW

DiskReview
大門「WILD KITCHEN」~
さらなる深化。愛なき世界に送るスペルマと母乳の極上カルアミルク。裸エプロンとさよならの向こう側を目指した大門の新たなる絶頂の深化に寄せて~

キッチン。台所。おかんがカレーを作ってくれる場所。裸エプロンのあの娘が得意の肉じゃがを作ってくれる場所。

人間の三大欲求のひとつである食。我々人類は原始人ではなくもはや発達した食文化を持ちあわせてている。正直なところ、さほど余裕がない限り庶民的な感覚に於いては食って腹がふくれればなんでもいいものだと思いがちである。スーパーマーケットやコンビニエンスストアを一目覗けばありとあらゆる食材があふれ手軽に安価で大量に手にすることが可能だからである。だからこそこだわりぬいた厳選素材できちんとプロの手により調理されたものを嗜好する楽しみがあるのではないか。そういったものにどうにも魅力的な価値を見出だすのではないだろうか。

音楽でも同じことが言えるように私は思えてならないのだ。

大門の実に10作目となる新作が年の始めに届けられた。その名も「WildKitchen」。それまで比較的直線的なエロスを表現していた大門にしてはなんとも「卑猥なようで実は違うんじゃないか」といった深読みを誘う奥ゆかしい妙なタイトルであると感じられた。

それまでの大門の音楽性は、それこそ初期衝動が命であったエロチックパンクロックとも解釈できる「赤・青大門」期から基本的に核となる部分は全くといってブレのないものである。徐々に変貌と進化を重ね、遊び心はそのままにその遊び心にブレーキを掛けず猛スピードでクオリティを上げていくことが大門の戦いであったと思っている。

三人編成から徐々に管楽器部隊が加わり、ここ数作はロック、ジャズ、プログレというジャンルを逆説的に笑い飛ばすようにそれらの要素を取り入れた世界観を突き詰めてきたが、今回のアルバムではそれすらも厳選された「素材」として、ひとつの高みに登ってしまったかのような貫禄がある。一歩引くことによりエロスの度合いも非常に高くなってしまったのだから厄介なのである。

小難しいことは抜きに、とにかく老若男女問わずなにかにこだわり続ける方にはこのアルバムにぜひ触れてみて欲しい。

大門は高みに上りつつもその桃色に輝く太股を宇宙に向け限りなく開いているのだから。

アルバムのスペルマシャワーを浴びたら、次はライブ会場で奮い起たせたカルパス全開でザクロの海に飛び込もう。


とにかく、アルバム最高!みんな聴け!死ね☆
加藤トモヒサ(THE MARBLE SQUARE)